【巨人】JFK以来の「絶望感を与える方程式」爆誕へ 米市場価値100億円超えのR・マルティネス獲得で生まれる“構想”とは
念願の補強は、他球団垂涎の「勝利の方程式」の誕生を可能にする。7回は今オフに契約延長を決めたカイル・ケラーが投げ、8回には24年に29セーブを挙げた大勢を配置。そして9回を絶対的守護神となるR・マルティネスが締める。2005年に一世を風靡した阪神の「JFK(ジェフ・ウィリアムズ、藤川球児、久保田智之の方程式)以来の絶望感を相手に与える投手構想は可能となる。しっかりと機能すれば、これほど恐ろしいものはない。
そもそも巨人の中継ぎ陣はR・マルティネスなしでも盤石ではあった。先述の投手たちのほかに、アルベルト・バルドナード(26H)、高梨雄平(25H)、新人王に輝いた船迫大雅(22H)、西舘勇陽(20H)としっかりと底上げはされている。実際、24年の中継ぎ陣のチーム防御率はセ・リーグ2位の2.27。そこに他でもない同防御率リーグ1位を誇った中日から絶対的守護神を引き抜くことで戦力のアップは必然なのである。
現役時代に扇の要として絶大な存在感を誇った阿部慎之助監督が標榜する「守り勝つ野球」。これをより強固にするR・マルティネスの獲得。マネーゲームによるリスクを冒したことで、悲願の日本一に向けた最強のピースが埋まったと言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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