巨人23歳内野手は「マジで覚醒したな」 昨年まで本塁打0→プロ初のグランドスラム、2桁本塁打も視野「来季はクリーンアップ打ってくれ!」
中山はプロ初の満塁弾を放った(C)産経新聞社
巨人は9月13日に行われた阪神戦(東京ドーム)に11-10と勝利。壮絶な乱打戦を制した。
9-10で迎えた9回。相手7番手のラファエル・ドリスから先頭の中山礼都が四球を選んで出塁するなど一死二、三塁の形を作る。ここで代打に登場した坂本勇人が中前へサヨナラ打をマーク。最近は代打稼業が主となっているベテランの価値ある一打でレギュラーシーズン最後となる、伝統の一戦を勝利で締めくくった。
【動画】ホームランアーチストの片りんが!中山のプロ初のグランドスラムシーン
この試合では両軍あわせて26安打が飛び交う乱打戦となる中、話題を集めたのはヤングジャイアンツの豪快な一振りにもあった。
「6番・右翼」で先発出場した中山は3点を追う初回二死満塁の場面。相手左腕、高橋遥人の初球、外角148キロ直球を迷いなく振り切り、巨人ファンの待つ右翼スタンドに弾丸ライナーで一直線に放り込んだ。
地鳴りのように起こる歓声、中山にとってはこの7号アーチが自身初のグランドスラムとなり、ダイヤモンドを1周しながら、力強く手を突き上げた。
2020年のドラフト3位入団、当初から大型内野手として長く期待を集めてきたが、苦しい時間が続いた。
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