"ポスト坂本"と言われながら…プロ4年目にして初ホームランの苦難 巨人22歳内野手の爆発が話題 「待ってたよ!」

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中山はプロ4年目にして初アーチをかけた(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 巨人は20日に行われたCSファイナルS第5戦(東京ドーム)にDeNAに対し、1-0の完封勝ち。たびたびの堅守に加え、才能開花が期待されていた若武者の一振りが試合を決めた。この勝利で1勝のアドバンテージを含め、3勝3敗のタイに。目指す日本シリーズ進出に逆王手をかけた。

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 先発は山崎伊織。初回二死一、二塁のピンチを迎えるも宮崎敏郎を投ゴロに仕留めて切り抜ける。その後も走者を出しながら粘り強く投げ、点を与えない。

 相手投手の浜口遥大も好投を続け、序盤は投手戦で0-0と緊迫感のあるゲーム展開が進む中、試合が動いたのは5回。

 先頭で打席に入った中山礼都は2番手山崎康晃の内角高め147キロ直球を振りぬいた。打球はぐんぐんと伸びて、右翼席へ飛び込んだ。結果的にこれが決勝ソロとなり、中山にとってはプロ4年目にして初アーチとなった。

 試合後インタビューでは「最高でーす!」と声を張り上げる若武者もここまでの道は平坦ではなかった。

 2020年ドラフト3位入団。当初から大型内野手として「ポスト坂本」の一番手として、期待を集めていた。しかしそこに入ってきたのは22年ドラフト4位入団の門脇誠だった。門脇はルーキーイヤーだった昨季、まずは守備で存在感を示すと打撃でも対応力を示し、長くショートを守っていた坂本勇人の三塁コンバートを首脳陣に決断させた。

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