涌井、岸、牧田等「楽天ライオンズ」、西武・渡辺GMの現在のライバルはかつて獲得を熱望した楽天・石井GMと言う因縁

タグ: , , , 2019/12/20

これじゃ「楽天ライオンズ」?

 しかし、時は流れます。

 岸と渡辺直は石井GMの就任前、すでに楽天に移籍していましたが、昨オフの浅村に続いて、今オフは牧田と涌井が楽天入り。石井GMが西武での現役時代にチームメートだった選手が実に5人もイーグルスに所属することになったのです。

 それだけではありません。コーチ陣では光山バッテリーコーチ、奈良原2軍監督、石井2軍投手コーチ、後藤2軍打撃コーチ、星2軍バッテリーコーチの5人が石井GMの西武在籍時、ともにユニホームを着た間柄です。あらためて西武ライオンズの「人材輩出力」には舌を巻くばかりですが、なるほど、「楽天ライオンズ」と呼ばれるのもうなずける話です。

 FAは選手の権利ですし、メジャーと比べて、日本球界はもっと移籍を活性化すべきとの声もあります。それでも、西武ファンからするとあまりに看過できない事態のようです。あるレオ党はこう嘆きます。

 「岸に浅村、牧田にワク…みんな、西武ドームでめちゃくちゃ愛された選手なんですよ。ドラフトで入団したときから『ウチの子』だって期待して、ユニホームも買って、一生懸命応援しました。それなのに、なんでみんな楽天に行くのかって話です」

 「勝てば官軍」がプロ野球の絶対真理。今季3位の楽天が2020年、さらに順位を上げれば、この補強が正しかったと証明され、石井GMの剛腕にも称賛が集まることでしょう。

 結果的に石井GMの編成面での競争相手が、「石井一久のFA獲得」を熱望した西武・渡辺久信GMというのも、運命のいたずらを感じます。

 それにしてもあらためて振り返ると、「新しい友達を作りたかったから」という西武移籍時のコメントは、意味深ですね…。来季の楽天対西武は、様々な思いが交錯する注目のカードになりそうです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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