一般車侵入でラリージャパン主催者に最大2400万円の罰金 明らかな妨害行為に憤りも
2022年の大会でも誤ってコースに侵入する事件は起きたが、今回は強行突破したことからもラリーの妨害を目的にした行動ではないかと指摘されている。
この事態が正月の箱根駅伝で起きたらどうだろう。中継所の手前に一般車が進入し、選手らの進路を完全に塞いだり、急に沿道から車が飛び出して選手をはねたりしたら大問題となるに違いない。おそらく何らかの損賠賠償訴訟に発展するはずだ。
ラリージャパンの沿道でもラリーに反対する住民はいるかもしれないが、地元自治体を含めてほとんどが開催に協力的。主催者への罰金も問題が発生したことを報告する連絡システムがうまく働いていなかったこと挙げられるが、過去の教訓を行かして現場も一生懸命に警備にあたっていた。
検問を強行突破するという常識外れの行動の理由についてははっきりしないが、侵入した男性に対しては刑事、民事の両面で大きなペナルティーが科されてもおかしくない。
ラリージャパンは開催契約が延長され、2028年まで継続されることがすでに発表されている。「ラリー」という競技については知名度も低く、明確なルールを知らない人も多いはずだが、コースに立ち入ることは危険を伴い、禁止行為であることは容易に理解できる。人の生命に関わる大事に至らなかったのは幸いだが、明らかな妨害行為に憤りを感じる人も多い。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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