「ラリージャパン」は2028年まで豊田市で開催延長 「名古屋の中心部でセレモニアルスタートを」の声も
昨年はトヨタ自動車の豊田章男会長の鶴の一声もあり、スタジアム内のピッチを改修し、スーパースペシャルステージのコースを設置。改修費は約3億円といわれるが、好評だったことから今年も継続して同スタジアム内を使って競技が実施されることになっている。
セレモニアルスタートも2年連続で豊田スタジアムで行われたが、地元のラリー関係者は「セレモニアルスタートを名古屋の中心部でできないかという声はある。日本ではラリーの認知度が低く、一般大衆に周知していくためには大都市の一般道でラリーカーが走っているところを見せたい」と訴える。名古屋市は市長だった河村たかし氏が国政に復帰し、間もなく市長選が行われる。今後は次期市長の方針次第ながら豊田市側と協調し、セレモニアルスタートの名古屋招致を求めて来る可能性はある。
もちろん、移動区間の渋滞も予想されるためルート設定が難しい一面はあるものの、開幕戦モンテカルロラリーはサービスパークがスタート地点となるモナコ国内のカジノ広場から300キロ以上も離れているフランス南部の小都市ギャップにある。名古屋―豊田間の距離は約40キロで、WRCの尺度では決して遠距離ではない。
名古屋城天守の木造再建が本格的に始まる前に、ラリーカーと現・天守閣が同じ画角に入るシーンを実現させたいものだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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