髙橋藍が「人生のすべて」を懸けてきた3年間 初出場の大舞台で「一番いい色のメダルを持ち帰る」ことはできるのか【パリ五輪】
「東京オリンピックの時に、もっと自分の力があればベスト8以上に行けたと痛感させられました。石川(祐希)選手や西田(有志)選手、関田(誠大)選手のように、チームの軸となる選手がいる中で、自分はどうだったか、と言えばその人たちについていくのが精いっぱいで、チームを引っ張れたわけではない。もっと強くならなきゃ、と思って厳しい道を選んできました」
得意とするサーブレシーブはもちろん、課題として取り組んできた前衛からのスパイクやブロック、サーブ。1つ1つの技術にも磨きをかけ、今では日本代表で欠かせぬ存在へと成長を遂げた背景には、日本から遠く離れた地で、人知れず、見えないところで重ねてきた努力がある。だからこそ「人生のすべてを懸けてきた」と言い切る。
初出場の時はオリンピックの価値や、そこで勝つことの意味もすべてを理解できていたわけではないが、今はこの舞台で勝つことがどれほどか。よくわかっている。そしてだからこそ髙橋はハッキリと言い切る。
「一番いい色のメダルを持って帰ってくることしか考えていません」
進化の度合いを示す戦いは間もなく始まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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