「文化や宗教の違いを尊重して」ビーチバレーの女子エジプト代表選手が主張 フランスの“禁止令”に反発【パリ五輪】
フランスのスポーツ大臣であるアメリー・ウデア・カステラ氏は自国の選手へのヒジャブ禁止について「世俗主義の原則を尊重するために行った」と話している。フランスでは政教分離の原則を理由に、公立学校や公共の場では、公務員を対象に宗教的な帰属を示すシンボルや服装の着用を法律で禁止。その“ルール”をスポーツ分野においても徹底した形だ。
ただ、五輪は国際的なビッグイベントだけに反感も生んでいる。ヒジャブ着用を巡っては、陸上選手のスンカンバ・シラがヒジャブを着用していたため開会式への出席を禁じられたと自身のインスタグラムで報告し、小さくない論争を招いていた。
フランスが下したこの規制は、人権団体からも非難が寄せられているだけに、波紋はこれからも続きそうな情勢だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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