日米での「引退試合」の違いは?中日・吉見、楽天・渡辺らが現役最後の勇姿へ
日本とは異なり、メジャーリーグでの引退試合はシーズン中に行われるケースがほとんどない。翌年以降、選手が元所属球団と「1日契約」を結び、始球式などを行うスタイルが主流である。引退試合ではなく、引退セレモニーといった趣。例えば日米で活躍した松井秀喜氏は、レイズに所属した2012年限りで現役引退した。翌2013年7月28日、ヤンキースと1日契約を結び、その日の試合前に引退セレモニーに臨んだ。
日本での引退試合といえば、引退選手には手心を加えたプレーで接するというのが不文律のようになっている。真剣勝負で抑えにかかれば、逆に批判的な声さえ飛びかねない。日米で大きく異なる文化が、引退を巡る所作に見て取れる。
今季は他にも巨人・岩隈久志、阪神・藤川球児、ヤクルト・五十嵐亮太、広島・石原慶幸、ロッテ・細川亨、西武・高橋朋己ら多くの名選手たちがユニホームを脱ぐ。引退試合が用意されるのであれば、最後の勇姿を目に焼き付けたいと思うのはファンの自然な心理。「現役選手」としてみせる最後の姿にも、さまざまな個性が表れてきそうだ。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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