カタールW杯は「問題ばかりだった」 ドイツ代表の運命を変えた日本戦の舞台裏「信じられない混乱が生じた」

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日本に屈し、歯車が狂ったドイツ。彼らにとってカタールW杯は試練の連続だった。(C)Getty Images

 注目の一戦が迫っている。現地9月9日にドイツ代表はホームで日本代表との国際親善試合を行う。Aマッチ通算対戦戦績は1勝1分け1敗と五分五分だが、ドイツは昨年12月に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ初戦で1-2と逆転負け。ゆえに今回は白星を挙げ、雪辱を果たしたいところだろう。

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 思えば、昨冬の対戦は物議を醸す一戦だった。それは関係者の“証言”からも明白だ。現地9月7日に英紙『Daily Mail』が、動画配信サービス「Amazon Prime」で公開となったカタールW杯期間中のドイツに迫ったドキュメンタリーの一部を紹介し、日本戦を前にした舞台裏を伝えた。

 同性愛が違法とされるカタールの法律に異を唱えたドイツ代表は、同大会の開幕を前にイングランド、オランダ、ベルギー、スイス、ウェールズ、デンマークとともにLGBTQの社会運動を象徴する虹色と「One Love」の文字がプリントされた腕章を着用すると明言。しかし、いかなる政治、宗教などの個人的なスローガンやステートメントの使用もしくは着用を禁止しているFIFAは考えを改めず。先述の7か国が着用した場合には警告など競技上の処分対象とすると通達した。

 そうした背景があり、ドイツは日本戦を前にFIFAの警告に対する抗議として口を手で覆うパフォーマンスも披露。これを率先して実施したという主将のマヌエル・ノイアーは、大会後に「僕らがグループ敗退になったのは、全部があの日本戦の後半のせいだ。言葉にできないほど酷かったんだ」と胸中を赤裸々に告白した。

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