日本にはあった「サッカーの肝」 闘将マテウスがドイツ代表の傲慢さを糾弾「日本は仲間のために戦っていた」

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 そう熱弁を振るったマテウス。かつて「闘将」の愛称で、国民に愛され、敵チームから恐れられたドイツの象徴的レジェンドは、「あまりにも穏やかで、ぬるま湯のような状態にあった。チームに新たな火をつけるには、何かが起こらなければならない」と一喝。そして、こう論じてみせている。

「カタールでのワールドカップで躍進したアルゼンチンやモロッコのようなチームは、日本がドイツを相手にしたように、仲間のため、チームために戦っていた。誰か一人だけでも戦わなければ、全体の構造が機能しないんだ。私にとって、フリックが言いたかったであろう『肝』とは、パスゲームとは別にして、お互いのための一体感、規律、コンパクトさ、集中力だ。

 日本戦で誰かが悪いパスを出したり、相手を追いかけなかったりしても、誰も何も言わず、ただ漫然と受け入れていた。なぜリュディガーはゴセンスのミスの後に相手を追わなかったのか。なぜニャブリは2失点目の前に日本の選手を追いかけなかったのか。誰もが自分をスターだと思っているからだ」

 現代表に蔓延る傲慢さや過信を批判したマテウスは、「選手たちには失望させられた」とキッパリ。さらに「今後数年のうちにドイツをドイツらしい立場に導いてくれる代表監督が来ることを願う」とも吐露。あらためて母国の再建を願った。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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