日本での単年契約延長は「成功」 日ハム主砲レイエスの“決断”に米メディアも熱視線「メジャーに戻る可能性もある」
夏場にチームの勢いを加速させたレイエス。(C)産経新聞社
いよいよ王座奪還へ。日本ハムの土台作りは固まったと言えよう。
そのひとつの象徴とも言えるニュースが舞い込んだのは、10月21日。打線の核を担ってきた助っ人フランミル・レイエスと2025年シーズンの契約延長が合意に達したと球団が発表した。
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「ファイターズ以外の場所でプレーすることは考えられませんでした。日本に到着した日から、球団に関わるすべての方が温かく接してくれて、自分の家にいるような気分で毎日を過ごしてきました。私と家族も、新しい機会を与えてくれた球団に非常に感謝しています」
球団発表でそう語った助っ人の残留は、来季に向けた小さくないトピックと言える。来日1年目の今季、開幕直後こそ不振に喘ぎ、5月中旬から約1か月に渡って2軍調整を経験したレイエスだったが、夏場にかけてMLB通算108発の本領を発揮。8月は23試合で打率.403、8本塁打、OPS1.208をマークして月間MVPに輝くなど、出場103試合で打率.290、25本塁打、65打点、OPS.912の好成績を収めた。
MLBでもポテンシャルを高く評価されていたレイエス。それだけに今回の日本ハムとの契約延長の一報は海を越えて話題となっている。各国球界の移籍情報を発信する米専門サイト『MLB Trade Rumors』は、「好調なシーズンを送ったレイエスは、日本ハムと残留を決めた。球団は複数年契約を提示する用意があったが、結局は1年契約で復帰することになった」と紹介。NPBでブレイクを果たした29歳の今後を見通した。