阪神24歳右腕は「また1軍で見てみたい」 わずか1イニング登板も最速155キロのロマン腕に注目 「24年ドラフト、大当たりでは」

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ドラ3、木下の剛腕も今後の成長に期待を抱かせている(C)産経新聞社

 阪神が強い。リーグ首位の阪神は1日の広島戦(マツダ)に8-0と大勝、打線では森下翔太が初回に両リーグ単独トップとなる8号2ラン、4番の佐藤輝明が2点リードの8回に13号3ランを放つなど、猛打爆発。

【動画】阪神ドラ3、木下はオースティンから空振り三振!剛腕ぶりも注目されている

 先発左腕の伊原陵人が7回途中3安打無失点の好投で4勝目をマークした。

 阪神は12球団最速で30勝をマークするなど、投打ともに充実のラインアップで交流戦に臨めそうだが、今季ここまでの戦いではルーキーの躍動した姿も注目されている。
 
 この日、先発した伊原は開幕はリリーフとして迎えたが、先発として配置転換した後もルーキー離れしたマウンドさばきも光り、今季はここまで救援も含む13登板で4勝1敗、防御率1・09と圧巻のパフォーマンス。藤川球児監督が「背番号ぐらい勝ってほしい」と見込んだ潜在能力を十分に発揮している。

 また先のDeNA戦で注目されたのは、ドラフト3位ルーキー、木下里都の投球シーンにもあった。

 木下は5月22日にプロ初の1軍昇格を果たすと29日のDeNA戦(甲子園)でプロ初登板。

 3点ビハインドの9回に3番手として登板すると、先頭、昨年の首位打者、タイラー・オースティンをスライダーで空振り三振に。続く度会隆輝には155キロの速球を左翼線へ運ばれ、守備も乱れ、三塁打とされる。一死三塁の場面で山本祐大に左犠飛を許し、失点。最後は柴田竜拓をニゴロに打ち取った。1回1安打1奪三振1失点。

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