大谷翔平への“敬遠策”が議論百出 勝負を分けた敵将の判断に米司会が異論「誰もが恐れる打者全員を歩かせていたら大損害」
大谷を歩かせ、後続との勝負を決めた敵将の判断が議論の的となっている(C)Getty Images
接戦の明暗を分けた采配が議論の的となっている。
議論百出の事態となったのは、現地時間7月23日に行われたドジャース戦で、ツインズのロッコ・バルデッリ監督が終盤に執った策だ。
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3-2とリードして9回裏を迎えていたツインズ。最終回のマウンドには今季20ホールドを挙げている救援右腕グリフィン・ジャックスを投入し、危なげなく2死を奪って勝利は文字通り目前に迫っていた。
しかし、ここで流れが傾く。ムーキー・ベッツが内野安打を放って出塁すると、バルデッリ監督は迎える大谷翔平に対して申告敬遠を指示。あえて得点圏に走者を置いても、エステウリー・ルイーズとの勝負を選択した。
だが、この選択が裏目に出る。好投をしていたジャックスがルイーズに痛恨の四球。完全にペースを乱すと、満塁でフレディ・フリーマンにサヨナラ打を浴びた。
あと1死――。まさに勝負の綾となったのは、大谷への申告敬遠だった。試合後に「5年か10年に1度あるかないかっていうとても特殊なシチュエーションだったんだ」と説いたバルデッリ監督には批判が殺到。決断の賛否が分かれる事態となった。
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