再びの“自滅降板”に酷評も「大丈夫」 ベンチで涙目の佐々木朗希をド軍OBは擁護「彼には調整が必要。ただ、戦うか、逃げるか」
米メディアでも酷評された内容の悪さは、佐々木自身が痛いほど熟知している。ゆえに悔しさがこみ上げたのかもしれない。ロバーツ監督に「今夜はこれでいいんだ」と声をかけられ、うつむきながらベンチに戻った背番号17は、こぼれ落ちそうなくらいの涙をためて戦況を見つめた。
まだまだ発展途上にある23歳。普段は飄々としている佐々木のリアルな表情は、試合中継で映し出され、さまざまな意見が噴出した。期待の大きさゆえに厳しいファンの中にはXで「18歳の子どもじゃないんだ」「ストライクを投げることにとてもおびえている」と指摘する者もいた。
ただ、メジャーリーグ、ひいてはドジャースという人気球団の酸いも甘いも知るOBからは、佐々木を慮る声が上がった。地元放送局『Sports Net LA』で解説を務める元ドジャースのジェリー・へアストンJr.氏は自身のXで「ロウキ、君なら大丈夫だ」とメッセージ。そして、今後の飛躍に期待する言葉を綴った。
「ビッグリーグは非常に難しく、容赦がなく、不屈の精神力が試される場所だ。このササキの顔はメジャーリーガーなら誰もが感じたことのある感情を表している。彼には調整が必要だろう。ただ、戦うか、逃げるか。間違いなく彼は戦うことを選ぶだろう」
課題は山積し、逆風も強まる中で佐々木がどう現状を改善させていくのか。その行く末はドジャース首脳陣の判断を含めて注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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