開幕2戦連続乱調の佐々木朗希には何が必要? 識者から指摘された"根本的な問題"と「浮上に必要な条件」

佐々木にとっては試練のときが続いている(C)Getty Images
ドジャース・佐々木朗希がメジャーの舞台で苦しんでいる。
日本では令和の怪物と呼ばれ、160キロ超えの剛速球とスプリットで打者を封じてきたが、29日(日本時間30日)本拠地ドジャースタジアムでのタイガース戦に先発した内容は厳しいものとなった。
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東京シリーズの開幕2戦目に続く、米本土での登板は押し出しを含む4四球の大乱調で2回持たず61球で降板した。
悔しさが表情からにじみ出ていた。この日のマウンドでも抜け球が多く、直球も155キロ前後と球威に欠き、持ち球のスプリットを見極められ、カウントを苦しくした。
ベンチ裏に引き上げるもロバーツ監督に呼び戻され、目を赤くしながら戦況を見守るシーンもあった。
試合後は「シンプルに技術不足と思ってます」とメジャーの壁を痛感した。
3月19日の東京シリーズ第2戦のカブス戦では3回を投げ1安打1失点5四球、今回のタイガース戦は1回3分の2を投げ3安打2失点4四球で降板。2試合連続で押し出しによる失点、早期降板と結果を示せず。米メディアも成長曲線に懐疑的な目を向け始めている。
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