下落を続ける佐々木朗希の評価…米国内での”トッププロスペクト“の地位から陥落も「世論は『過大評価されている』に傾きつつある」

佐々木はこの苦境を打開できるだろうか(C)Getty Images
“怪物ルーキー”の前評判が覆されつつあるようだ。
今季、ドジャースの一員となり8試合で先発登板を果してきている佐々木朗希への、米国内での評価が下降線を辿っている。米メディア『FANSIDED Dodgers’ Way』が特集記事の中で、現地における佐々木に対する反応などを伝えた。
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開幕2戦目でメジャーデビューを飾り、ここまでドジャース投手陣で山本由伸とともにチーム最多の先発登板数(5月12日現在)を数える佐々木だが、白星はわずかに1勝。デビュー以降、毎回のように不安定なマウンドが続き、防御率は4.72にまで悪化している。
『FANSIDED Dodgers’ Way』では5月11日のトピックにおいて、佐々木のこれまでの内容、現在の成績を踏まえ、「正直なところ期待外れ(むしろ不安を覚える内容)」と断じており、「デビュー戦では制球に苦しみ、その後も日本で最後の年に見られた球速低下の問題が続いているようだ」と指摘する。
また、今季開幕前を振り返っており、「オフシーズンの主役は間違いなくササキだった。そして最終的にドジャースと契約したのは運命のようにも思えた。彼にかかった期待は、今やチームメイトとなったヨシノブ・ヤマモトが2023年に受けたそれをも上回るものだった」と綴るなど、ルーキーとしての評価の高さを強調。続けて、「NPBを離れる時点ではヤマモトほどの実績こそなかったが、年齢と素材の良さから、『MLBスターに育てるには完璧な投手』との評判も上がっていた」と説いている。