佐々木朗希が守護神起用を呑んだドジャースとの“約束” 適性を見抜いた指揮官の眼識に評価急騰「最初は気乗りしてはいなかった」
佐々木のポテンシャルに信頼を寄せていたロバーツ監督。その決断がチームの流れを変えた(C)Getty Images
ドジャースを一変させた「重要な決断」
無論、ロバーツ監督の采配も称えられるべきではある。佐々木の状態と適性を見抜き、思い切ってクローザーに据え、結果も呼び込んだ決断は見事。そんな名将の“眼識”は、米メディアも高く評価している。
スペイン紙『Marca』のアメリカ版は「崩壊の運命にあるかに見えたドジャースのブルペンを重要な決断が事態を一変させた」と指摘。佐々木を先発から外したロバーツ監督が当人と交わした“ある約束”を伝えた。
「高校時代以来リリーフ投手として登板していなかったササキは、当初は先発投手としての役割を離れることに気乗りしてはいなかった。しかし、10月にプレーしたいという何よりの願望と、2026年に先発ローテーション争い戻すという約束が彼を納得させた」
舞台裏を伝える『Marca』は「ロバーツ監督が勝利に決定的な影響を与える武器をブルペンに与えていなければ、ドジャースはもっと早く敗退していたかもしれない」と断言。「プレッシャーのかかる場面では、この自分こそが最善の選択肢であると理解させるササキの働きは期待以上だ」と評価した。
来季に先発投手としてローテーション争いに加わる、いわば“約束手形”を得ているという佐々木。そうしたモチベーション作りも含め、どん底でもがいていた怪物を再起させたドジャースの首脳陣のサポートはあっぱれである。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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