「重要なアウトを奪った経験は大きい」CY賞OBが語る佐々木朗希の可能性 若くして知った“極限”は「とてつもない自信になる」
来季は先発でどんなピッチングを見せてくれるか(C)Getty Images
ドジャースの佐々木朗希は、ポストシーズンで3セーブを記録するなど、リリーフ投手として存在感を放った。今季も序盤は先発ローテーションの中で登板していたものの右肩不調などから力を発揮できず、シーズン終盤での配置転換がパフォーマンス発揮へつながった格好だ。
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今から1年前は、メジャー移籍へと動き出し大きな注目を集めていた佐々木。当時、多くの球団が獲得を目指したとされる右腕はドジャースでデビューを飾るも、開幕から間もなく高い壁に直面。故障にも苦しみながら、レギュラーシーズン最終盤でブルペンからマウンドに向かう役割となり、ようやく本来のポテンシャルを示すこととなった。
メジャー2年目となる来季は、再び先発での起用が予想されている中、ドジャース専門サイト『DODGERBLUE.COM』では現地時間12月2日、佐々木の1年目を振り返る球団OBの意見を紹介するとともに、さらなる成長へ期待を寄せている。
この日のトピックでは、元サイ・ヤング賞投手であり、ドジャースでもプレーしたデビッド・プライス氏がポストシーズンの佐々木の投球について述べたコメントを掲載。プライス氏は自身の経験を交えながら、若き日本人右腕を以下のように評している。
「自分はメジャーに上がってプレーオフで投げられるなら何だってやった。若いうちにプレーオフの空気を味わえることは本当に大きい。クラブハウスの一員として、チームメイトと一緒に、フィールドに立って、重要なアウトを取る。ロウキはそれをやってのけた。シーズン序盤、思うような結果が出ず落ち込んでいたのは知っている。でもマイナーで課題を整理して、健康な状態で戻ってきて、プレーオフでドジャースにとって重要なアウトをいくつも奪った。それは彼にとってとてつもない自信になる」





