「“捕手に代打を出せ”という声は多いが…」球界OBが阪神捕手への代打起用に持論 女房役として特に必要な役割とは?
さらに、下柳氏は阪神が3-0で勝利した5月25日の巨人戦で、先発ビーズリーとバッテリーを組んだ梅野のリードを振り返っている。この日、ビーズリーの変化球が力みにより曲がりすぎる傾向にあったと説明し、「梅野が真ん中にかまえ、スライダーを投げやすくしていた」と称えており、加えて「ゲームの中でその日のピッチャーの特徴を早く掴んで、良いピッチングをさせた。あの時の梅野君のリードはお見事だった」と絶賛している。
捕手も打席に立つものの、バッテリーの女房役としてピッチャーをけん引することが最優先であり、登板毎に調子を見極めることも大きな役割の1つだと下柳氏は述べている。現在もAクラスで上位争いに加わっている要因は、坂本、梅野のリード、そして、場面に合わせ2人にマスクを被らせる岡田監督の采配による部分が大きいと言えるだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【柳に風(下柳剛公式チャンネル)の当該動画はこちら/https://www.youtube.com/watch?v=nCopzqx2MWw】
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