ボンズの偉業に並んだアクーニャJr. “前人未到の大記録”も見える快進撃にMVP受賞を推す声「歴史的シーズンだ」
彼のMVP受賞に太鼓判を押す人は現地メディアでも増えている。米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストを務めているジェイク・ミンツ氏は、こう論じている。
「MVPとはWARで分類して上位の選手を選ぶだけではない。たしかにアクーニャの35本塁打、63盗塁というとんでもないシーズンは、ベースの拡大や牽制球の制限など、新しいルールによって可能になった部分もある。だが、それでも信じられないことだ」
同じく『FOX Sports』のアナリストを務めているジョーダン・シュスターマン氏は、「今シーズンは本当に誰がMVPになってもおかしくない」としたうえで、「アクーニャが38本塁打、72盗塁というとんでもない成績で1年を終えたら、ほとんどの有権者が彼を2位にするのは馬鹿げていると考えるはずだ」と断言。そして、こう結論づけている。
「彼の異様な盗塁数増加が、新ルールの影響によるもので、減点対象となったとしても、歴史的なシーズンを見ていることに変わりはないんだ」
はたして、アクーニャJr.は前人未到の大記録を打ち立てるか。快進撃を続けてきた25歳への興味は尽きない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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