セは左腕投手、パは「大卒野手カルテット」 好スタートを切った新人たち

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伊原は9試合に登板し、安定したピッチングを見せている(C)産経新聞社

 3月末に始まった今年のプロ野球。まもなく開幕から1か月半が経つ。ペナントレース全体の4分の1を消化して、各チームの陣容も見えてきたようだ。そんな中、今年からプロの世界に入った新人選手はどうなっているだろうか。好スタートを切った選手を中心にまとめたい(データは5月9日現在)。

【動画】レジェンドたちもうならせた、ドラ1伊原がまたも安定のピッチング!

■阪神ドラ1・伊原は初先発初勝利

 セ・リーグは3人の左腕投手が話題を呼んでいる。

 1人目は阪神・伊原陵人だ。社会人のNTT西日本からドラフト1位で入団。スピンの効いた直球を武器に、開幕から救援で6試合連続無失点を記録。4月20日の広島戦(甲子園)で満を持して先発マウンドに送り込まれると、5回無失点5奪三振の好投。初先発初勝利をマークした。その後は勝ち星に恵まれないものの、防御率1.75の好成績を残している。

 2人目はヤクルト・荘司宏太だ。こちらも社会人のセガサミーからドラフト3位で入団。ブレーキの効いたチェンジアップが武器で、開幕から救援陣の一員として活躍。12イニングで17奪三振と、三振奪取能力の高さを見せつけている。ただ、5月8日にコンディション不良で登録抹消。高津臣吾監督は「当分いないと思います」と長期離脱を示唆。早期回復を願うばかりだ。

 最後、3人目は中日・金丸夢斗。関西大時代に侍ジャパントップチームに選ばれるほどの逸材は、4球団競合の末に名古屋の地へ。大学4年時に痛めた腰の状態を鑑みてスロー調整が続いていたが、5月5日のDeNA戦(バンテリンドームナゴヤ)でついに一軍デビュー。敗れはしたものの、6回2失点8奪三振の力投を披露した。

 この他には、投手だと岡本駿(甲南大→広島3位)や、工藤泰成(四国ILplus・徳島→阪神育成1位)が救援で活躍。野手は捕手の石伊雄太(日本生命→中日4位)、内野手の浦田俊輔(九州産業大→巨人2位)が経験を積んでいる。

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