【中日】黄金ルーキー・金丸夢斗の初登板で見えた「希望」と「課題」

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打線の援護には恵まれなかったものの、金丸が堂々の1軍デビューを果たした(C)産経新聞社

 黄金ルーキーの「夢物語」が動き出した。

 中日のドラフト1位ルーキー・金丸夢斗が5月5日のDeNA戦でプロ初登板初先発。「こどもの日」のバンテリンドームナゴヤを埋めた大観衆を前に、6回2失点8奪三振の堂々たる投球を展開。打線の援護に恵まれず、残念ながら黒星デビューとなったものの、4球団競合の大物ぶりは伊達じゃない。

 本稿ではそんな金丸のデビュー戦で見えた「希望」と「今後の課題」についてまとめたい。

【動画】中日・金丸夢斗が鮮烈の1球!内角へ152キロのストレート

■速球はピカイチ

 いきなりだが、デビュー戦のベストピッチは初球だったと思う。吹き上がるようなクロスファイヤーを桑原将志の懐に投げ込みストライク。球速は152キロを計測した。本人曰く「真っ直ぐを全力で、と決めていた」と話す1球で、球場全体を支配するには十分なインパクトだった。

 92球のうち半数以上が速球で、150キロ以上をたびたび計測。セットポジションになっても著しくスピードが落ちることはなく、安定して147、8キロを出せていた。

 何より、初球もそうだが、右打者の内角ギリギリにしっかりと投げ込めるところに非凡さを感じさせる。高さも間違えることなく、ベルトより低めのゾーンに集められていた。

 次回以降も速球を軸にピッチングをしていくことが予想される。

■変化球の精度はこれから

 変化球はスライダー、カット、スプリット、チェンジアップ、カーブを投じていた。主にスライダーとスプリットの割合が高く、速球とともに主たる球種となっていた。

 4回に2失点した直後、走者二人を置いた場面で林琢真とアンソニー・ケイを三振に取ったのはいずれもスライダー。横変化が大きく、外角に逃げていく軌道で左打者には有効そうに見えた。

 スプリットに関しては三振を取れておらず、ゲーム全体でも空振りはほとんど奪えていなかった。大学時代は必殺球の一つとして機能していたが、こちらはもう少し精度を高める必要がありそうだ。

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