ついに来た! ファームで防御率「0.00」の無双も話題 中日・根尾昂が今季初の1軍昇格、求められる役割は?

1軍昇格を果たした根尾。リリーフとしてチームに貢献が期待される(C)産経新聞社
中日は5月1日、今季初めて、根尾昂を登録。序盤戦のヤマ場とされる、9連戦中の合流に、竜党からは期待が高まっている。
本稿では根尾のここまでの振り返りと、1軍で求められる役割について簡単にまとめたい。
■7年目の今季はリリーフで調整
遊撃手でスタートし、外野手、そして投手。根尾のキャリアはさまざまなポジションで形作られてきた。
高卒7年目、投手登録4年目の今季はリリーフに専念。転向当時の2022年、25試合に登板した頃以来の持ち場だ。背番号も「7」から「30」に変わり、改めて勝負の年と目されている。
キャンプから公式戦まで2軍での調整が続くも、身体は至って健康。唸りをあげる球を投げ続けている。ウエスタン・リーグ公式戦では10試合に登板し、防御率0.00。9回2/3で被安打4と内容も上々である。
特にストレートの威力が戻ったと評判だ。150キロ前後を連発し、腕の振りも上からボールを叩けているので、角度がしっかりとついている。2軍レベルではまともに打たれていない。
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