【現地発】史上最強でも32強敗退…日本が強豪国に並ぶには? 求められる“ロス五輪世代”の突き上げ 久保建英が語った“現実”を覆す選手は出てくるか【W杯】
南野や三笘、遠藤らを欠いたものの、今回のメンバーが日本史上最強だったのは疑いようのない事実だ(C)Getty Images
”史上最強”と評されながら、ラウンド・オブ32で敗退した北中米ワールドカップ(W杯)の日本代表。
「オランダ・チュニジア・スウェーデンの死のF組に入らなければ」「C組のブラジルやモロッコと当たらなければ」「南野拓実や三笘薫、久保建英がケガをしなければ」といったさまざまな”たられば”があったのは確かだが、前回の2022年カタールW杯を下回る結果になってしまったのが現実だ。
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「本気で優勝を目指したからこそ、1ミリでも1%でもそこに近づいたと僕は確信しています。本気で目指さないと成長はないので」
エースナンバー10を背負った堂安律はブラジル戦(ヒューストン)から一夜明けた現地時間6月30日の現地最後の取材対応で力を込めたが、日本が決勝トーナメントを勝ち上がり、頂点に到達するのはまだまだ遠い道のりだということを、我々は改めて痛感させられた。
「今は多くの選手が欧州でプレーできるようになりましたけど、だからこそ、もう一段、もう二段、今そこにいる僕らがレベルを引き上げなきゃいけない。欧州5大リーグで当たり前にプレーして、トップトップのクラブで主力になっている選手がどんどん増えたら、自ずと代表のレベルも上がっていくと思う」
上田綺世もブラジル戦後にこう話していたが、そうやって個のレベルを引き上げていくしか、ブラジルのような強豪国と肩を並べる術はない。その作業を2030年の次回W杯までに一足飛びでやっていくのは難しいことだが、堂安や上田のような27~28歳の選手はもう一段階、格の高いクラブへ飛躍してほしいところ。ブラジル戦で約2年ぶりに90分出場した冨安健洋にもかつて在籍したアーセナルのようなクラブで活躍できるだけの能力はある。ここからより充実したキャリアを過ごせるはずだ。
そのうえで、東京五輪世代の下の世代の台頭がもっともっと求められるところ。年齢的には2024年パリ五輪世代の最高学年である2001年生まれの久保は「実力的に言ったら、今回選ばれた主力選手たちは4年後もこのまま残っていくんだろうなというくらいレベルが高かった」と話したが、彼らだけでは限界がある。
今回は出番の少なかった鈴木淳之介、塩貝健人、後藤啓介ら20代前半の面々がどんどん力をつけ、上の世代に取って代わるくらいの勢いを見せなければ、日本代表のさらなる成長は難しいのだ。
「僕がメディアのみなさんに書いてほしいのは、2028年ロサンゼルス五輪に最年長で出られること。このW杯を経験したのは僕と健人なので、僕ら2人がこの世代を引っ張っていかないといけないと思いますし、この経験は絶対にムダにはできない。その五輪でまず1つ、歴史を塗り替えて、その2年後に2030年W杯があるので、五輪で優勝したメンバーが今の東京世代のように日本代表を引っ張っていければいいなと思います」と若き点取屋は大勢の記者の前で大目標を力強く掲げていた。












