“燕の希望”を託された20歳内野手の素顔――「キャッチボールを大事に」田中陽翔、レジェンドとの繋がりと歩み【しのの応燕レポート】
平野詩乃さんがプロ2年目の田中陽翔選手にインタビューを行った(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext
第3回:田中陽翔選手にインタビュー
第3回は、今年が最後の年となる戸田球場を訪れ、注目の若手内野手・田中陽翔選手にインタビューさせていただきました。
戸田には思い出がたくさんあるというスワローズジュニア出身の田中選手。「まさかヤクルトからドラフト指名されるとは思わなかった」と語り、戸田寮に入るときは懐かしさと不思議なご縁を感じたそうです。
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父・充さんも元ヤクルト戦士であり、さらに中学時代に在籍した東練馬リトルシニアではヤクルトOBのレジェンド・宮本慎也さんから指導を受けたということで、スワローズとは深い繋がりがあります。
宮本さんとは「一昨日会いました!」と言うほど今でも親交があるそうですが、東練馬シニア時代は反抗期真っただ中。反抗しては怒られたと振り返っていました。
それでも、宮本さんからの「キャッチボールを大事にしなさい」という言葉が胸に響いたといいます。自身の課題は守備だと話しますが、「キャッチボールがうまくならないと、野球全部がうまくならない」という、“基礎”を大切にする宮本さんの教えを大事にして野球に取り組んでいるそうです。
スカウトの方の熱意と設備に惹かれて入学した健大高崎高校では、春夏甲子園出場に貢献。大学も決まっていた中で父の反対を押し切りプロ志望届を提出し、2024年ドラフト4位でスワローズに入団しました。
期待の大型内野手として、1年目の昨季は、プロ初打席こそ見逃し三振に倒れ「あっという間に終わりました」と振り返っていましたが、シーズン終盤の初スタメンの日にDeNAのトレバー・バウアー投手から初安打・初打点を挙げると、すぐに初の猛打賞を記録する活躍を見せます。
“大物”が現れたとファンはざわつきましたが、初安打・初打点をマークした時のことを振り返り「たまたまだけど、ホセ(オスナ選手)とムネさん(村上宗隆選手)を還せて嬉しかった」と、笑みを浮かべていました。











