“燕の希望”を託された20歳内野手の素顔――「キャッチボールを大事に」田中陽翔、レジェンドとの繋がりと歩み【しのの応燕レポート】
インタビューに応じてくれた田中陽翔選手。20歳の素顔が垣間見えた(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext
プロ2年目…20歳の素顔
プロ2年目のシーズンへ向け、今年1月にはレッドソックス・吉田正尚選手の自主トレに参加。身体づくりやケアの方法、強く振るバッティングを教わり、将来の目標はシーズン20本塁打、OPS.900~1.000と宣言。1軍の舞台で達成したい数字があります。
ファンの間では村上宗隆選手に打撃フォームが似ているとささやかれていますが、ご自身では「全然意識はしていなくて、打ちやすい位置にバットを置いています」と、説明してくれました。
今年の春季キャンプでは、大きな体格が注目されました。体重を88キロから94キロ程までアップしたといい、「体を大きくするために間食を増やしてトレーニングをしています。打球も飛ぶようになりました」と、効果を実感したようで、「増やしすぎて動きづらくなったので、今は少し減らして91キロくらい。ちょうどいい状態を探っています」と、今の自分にとってベストな体重を維持するための努力を惜しみません。
今年6月には20歳を迎えた田中選手。普段はインドア派で、オフの日は友人とサウナに行くほか、部屋でアニメやドラマを観て過ごすそうで、「鈴木(叶)の部屋によく遊びに行きます。来るなと言われるけど」と笑い、年齢の近いチームメイトとの仲の良さもうかがえました。
時間があるときは「とにかく寝ます!」と言い切り、プロとして睡眠へのこだわりも欠かさないようです。寝具に加えて香りも工夫し、普段と試合の時で使い分けている香水まで教えてくれました。
また、「戸田寮はお化けが出る」との噂については、「自分はまだ(お化けに)会っていません。鈍感なので…(笑)」とのこと。野球においては、あまり落ち込まずに切り替えられるタイプのようで、ポジティブな心の強さも垣間見えました。
酷暑の練習後であったにもかかわらず、野球のこともプライベートのことも、終始にこやかに話してくださった田中選手。打席での迫力に満ちた表情とは異なり、取材でのチャーミングな笑顔、穏やかなお人柄のギャップに驚きました。
今年もファームでは複数の本塁打、1軍の舞台でもサヨナラ勝利に貢献する長打を放つなどの活躍。確実に頭角を現してきた“燕の希望”、田中陽翔選手に、今後も目が離せません。
[文:平野詩乃]
【著者プロフィール】
平野詩乃(ひらの・しの)/2001年6月16日生まれ25歳。173㎝。神奈川県出身。立教大学卒。教員免許取得。リポーター、野球イベントを中心に活動中。東京ヤクルトスワローズファン歴20年以上。趣味は神宮球場観戦。レギュラー/tvk「LOVEかわさき」プレゼンター(毎週土曜日朝9時~)、グリーンチャンネル「パドックキャスター」
【動画】まさに燕の希望だ!田中陽翔がバックスクリーンへ特大弾
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