合言葉は「松山の登板過多を回避せよ!」 中日、序盤のヤマ場・9連戦の展望

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奮闘している松山を休ませながら勝利を掴む展開に持ち込みたいところだ(C)産経新聞社

 ペナントレースの最初のヤマ場になりそうだ。世の中がゴールデンウィークに入り、セ・リーグ各球団は4月29日から9連戦に臨む。

 中日は3つの負け越し、首位と4.5ゲーム差の4位タイで9連戦に突入。一つでも多くの試合をモノにするため、どういった戦略が必要か。そしてキーマンは誰になるか。少し考察してみたい。

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■「セーブ数がチームの勝利数と同じ」

 井上一樹監督1年目の今季、ここまでは「厳しいなりによくやっている」という印象だ。

 若きエース・高橋宏斗の不調に、新助っ人カイル・マラーも背信投球を連発。4番抜擢の石川昂弥が大不振で、頼みの細川成也も全く打てず。さらに、固定を考えていた福永裕基&村松開人の二遊間が揃って故障離脱と、当初の目論見とは大きく異なっている。

 それでも3つの負け越しにとどまっているのは、リリーフ陣の頑張りに他ならない。救援防御率は阪神に次ぐ2位(1.95)。勝ちパターンで投げられる投手を4〜5人擁しており、層の厚さを十分に示している。

 特に9回を任されている松山晋也は、セーブ数がチームの勝利数と同じ9個でリーグトップタイの数字を誇る。デビューからの被本塁打ゼロ記録は100イニングを超えており、おそらくNPB記録を更新中。昨季までクローザーを務めていたライデル・マルティネス(巨人)の穴を感じさせない働きだ。

 一方で「セーブ数がチームの勝利数と同じ」ということは、中日は松山が僅差で出て締める試合でしか勝てていない。このままだと仮に9連勝をしても松山が9戦連続セーブを挙げる展開になってしまう。全ての試合で勝ちに行くことを前提にしつつ、松山の登板過多を回避できるような展開に持っていきたい。

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