佐々木朗希の「今オフMLB移籍計画」を米記者が報道! “25歳の壁”も「日本の慣例に縛られるには才能がありすぎる」
ロッテで異彩を放ち続ける佐々木。幕張からメジャーへという願望を隠そうとはしない怪腕の去就が話題となっている。(C)Getty Images
やはり目指すは“世界最高峰”だ。日本球界の至宝に関する去就情報が話題となっている。
現地時間5月18日、米紙『Washington Post』のチェルシー・ジェーンズ記者が「日本では、童顔の天才投手が野球の常識を覆す準備を進めている」と銘打った記事を掲載。ロッテに所属する佐々木朗希が今オフにメジャーリーグへ移籍する可能性を伝えた。
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いわゆるメジャー志向の高さは周知の通りだ。佐々木は昨年オフに越年交渉をし、契約更改後には日本プロ野球選手会を脱退。入団5年目の若手としては極めて異例の決断をした直後の会見では「色んなことを球団とじっくり話してやらせてもらって、お互い納得して契約できたと思う」と語ったうえで「将来的にメジャーリーグでプレーしたい」と断言していた。
すでに今季も複数のメジャー球団の幹部が佐々木を視察。その一挙手一投足は、鵜の目鷹の目のスカウトたちの垂涎の的となっている。
そんな剛腕について「日本の千葉から次代のビッグスターがやってくる。それは誰もが知っている。でも本人が多くを語らないから、みんな言わない。なぜなら、日本の野球界のスターは早く家を出てはいけないという暗黙のルールがある」と指摘。さらに「ササキは非常にメジャー移籍に熱心であり、MLB球団も彼の力を熱望しているため、アメリカへ旅立つことを推し進め、日本のプロ野球界の伝統を破るのはほぼ間違いない」と強調し、早期移籍の可能性を伝えた。
もっとも、現在22歳の佐々木が即座にメジャー移籍をしようとした場合には、大きな課題がある。それはメジャーで定められている労使協定だ。
2016年に施行された同協定において、海外選手を獲得する際に生じる契約金制限の適用年齢は25歳から。すなわち来年に23歳となる佐々木が移籍をする場合には、年間500万ドル(約7億2500万円)程度に抑えられたマイナー契約からのスタートとなるのだ。