「史上最高の投手になれる」ロッテ助っ人カイケルが断言 元CY賞投手が「無視できない」と強調した佐々木朗希の“野球愛”
さらに佐々木の伝家の宝刀であるフォーク(カイケルは『スプリット』と表現)を「65」から「70」したカイケルは、23年のWBC時にダルビッシュ有から指南を受けたスライダーも「70」とキッパリ。そのうえで「スライダーは80にするチャンスがある。それこそが彼がどれだけ優れているかということだ」と分析した。
普段は他選手に対する評価を「厳しくする」というカイケルだが、「ササキはまだ23歳だから寛大にした。自分は24歳でデビューししっかりと成長するまでさらに2シーズンかかった」と強調。その上で「僕は彼が素晴らしい打者を打ち取っているのを目にした。MLBで活躍できるだろうと本当に思っている」と断言した。
「ササキには知性があり、どんな時も情報を欲し、クラブハウスでも役立つ存在だった。彼は好奇心が強い若者だが、日本文化の中では、とても寡黙な部類だ。しかし、何よりも勝つことを望み、野球を愛している。だからそれを無視することはできない。彼は最高の投手になりたいと思っている。そして史上最高の投手の1人になれると彼が思っていると、私は本当に信じている」
佐々木はロッテでの5年間で規定投球回を超えたシーズンはゼロ。先発ローテーションを中5日で回すことになるメジャーでフル稼働できるかに疑問の声があるのも事実ではある。
しかし、その懸念点を差し引いても余りある特大のポテンシャルは秘めている。その異能さをカイケルは高く評価し、佐々木の成功を断言しているのだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】佐々木朗希の“意中の球団”は――ロッテ助っ人左腕カイケルがNY紙で注目発言「ドジャースと契約が成立したという噂を聞いた」
【関連記事】佐々木朗希は「ドジャースが移籍先の最有力だ」 MLB公式が“次なる才能の波”を特集! 菅野智之、岡本和真、小笠原慎之介にも注目
【関連記事】米球界でも錯そうする話題…佐々木朗希のメジャー挑戦報道に米識者が異論「2年も待てば50倍儲かるかもしれないんだ」