「史上最高の投手になれる」ロッテ助っ人カイケルが断言 元CY賞投手が「無視できない」と強調した佐々木朗希の“野球愛”
ロッテで苦楽を共にした佐々木(右)について事細かな分析を展開したカイケル(左)。(C)Getty Images
「総合的に見て、ササキは信じられないほど素晴らしいよ。できないことは何もない」
今オフにポスティングでのメジャー移籍が正式に決まった佐々木朗希を褒めちぎるのは、ロッテの助っ人左腕ダラス・カイケルだ。ニューヨークの日刊紙『New York Post』のインタビューで賛辞を列挙した。
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カイケルは今や米メディアにおいて興味深い存在となっている。11月9日に千葉ロッテがポスティングによるメジャー挑戦を承認。かねてから去就が注目された佐々木の名は、瞬く間に米球界で垂涎の的となった。ゆえに今年7月から日本球界で佐々木の凄みを間近に戴冠した36歳は「貴重な証言者」なのである。
かく言うカイケルはメジャーでの実績は豊富だ。通算103勝を挙げ、シーズン20勝を挙げ、232イニングを投げ抜いた2015年にはサイ・ヤング賞も獲得。こと米球界においては佐々木以上に知られた存在ではある。
そんな日米両球界を知る助っ人は、『New York Post』の電話取材で佐々木を細かく分析。「ストレートが序盤に決まっていなかった場面を何度か見た。だが、彼は、そこでスライダーやスプリットでもストライクを取ることができる」と独自のスカウティングを展開。“令和の怪物”の投球術を「70」という数値で表した。