「誰もが苛立っている」――空前絶後の“朗希狂騒曲”は何が問題なのか 中南米の野球指導者たちが悪影響を訴える裏事情

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16歳選手と佐々木の競合は「問題がある」

 ゴメス氏は、すでに国際独立野球協会(AIBI)のMLBへの申し出は書簡を通じて行われたとも報道。さらに『Z101 Digital』も「国の最高クラスのプロレベルでの経験が豊かな選手が、(中南米の)最も基礎的なレベルの新人からプロとしてのキャリアをスタートさせようとする16歳の子どもたちと直接競合している点に問題がある」と指摘。「ササキのような選手の契約は、中南米の若い選手たちの契約が白紙にされるリスクに繋がる」と強く訴えている。

 そして、一連の情報をふまえ、「間違いなくササキの契約は野球界の常識をひっくり返している」と論ずるゴメス氏はこうも主張する。

「おそらくMLBは訴えに耳を傾け、迅速に行動するだろう。このスポーツ界で最大かつ最も影響力のあるいくつかの球団が混乱に陥っており、そして誰もが苛立っている。ただ、今は誰もがこの嵐を乗り切らなければならず、変化が起きるのは早くても来年の冬になる可能性が高い」

 繰り返すが、今回のAIBIの申し出に関して佐々木側に非はない。ただ、彼が10代のアマチュア選手と同様の扱いを受ける現状が混乱の原因となっている感は否めない。選手の待遇や契約をよりクリアにする意味でも、今回の騒動をきっかけにルールにメスを入れるべきではないだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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