言いたい放題の評論家にダルが「喝」!4失点デビューのロッテ佐々木朗希へネガティブ意見ガン無視のススメ
ロッテの高卒2年目右腕・佐々木朗希投手(19)が待望の1軍デビューを果たした。本拠地ZOZOマリンスタジアムで16日西武戦に先発。5回6安打4失点5奪三振2四球の内容で、最速154キロをマーク。4回までは直球のほとんどが150キロを超え、一級品の素材をあらためてファンに印象づけた。
勝ち投手の権利を持って交代したが、救援陣が打たれて勝敗はつかなかった。岩手・大船渡高時代に163キロをマークし、ドラフトでは4球団が競合した「球界の宝」。野球評論家は待ちに待ったとばかり、19歳の初登板を批評した。
元ロッテ捕手で日刊スポーツ評論家の里崎智也氏は「思っているよりもはるかに良かった。外角真っすぐの制球力がある。真ん中に真っすぐを投げ込むパワーピッチングを想像していただけに、いい意味で予想を裏切られた。19歳のプロ2年目の初登板としては、未来に向けてポテンシャルを感じさせるいい形のスタート」と賛辞を送った。
元DeNA監督の中畑清氏は、テレビ東京の解説で「投球のテンポが良い。走者を背負っても、ピンチになってもテンポが変わらない。だから援護を受けやすい」と、5回まで6得点と味方打線の援護を引き出したテンポの良さに着目した。
一方、逆の意見も目立った。5回で5盗塁を許したことに、NHKなどで解説を務める 元巨人投手の上原浩治氏は「投球のリズムが一緒で、打者に読まれていたんじゃないかな。期待値が高いので、正直もっといけたんじゃないか。球速ほど打者は速く感じていなかったんじゃないかな。内角をもっと使ってほしい」などと指摘した。
日本ハムなどでプレーした野口寿浩氏はプロで21年間務めた捕手目線から「セットポジションに入り、いったん静止してから足を上げ始めるまでの時間が常に同じ。クイック自体も速い方ではない。癖があって走者にわかりやすかった可能性もある。投球後の守備姿勢に、一塁側へ流れがちな欠点がある」と遊ゴロ内野安打を処理できなかった守備にも注文をつけた。