「何一つ問題ない」侍ジャパン強化試合で160キロ超連発の佐々木朗希を球界OBが絶賛!収穫は“ダルビッシュ直伝のスライダー”
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3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す侍ジャパンが2月25日、今年初の強化試合に挑んだ。ひなたサンマリンスタジアム宮崎に集まった満員の観客の前で、ソフトバンクを相手に8-4で勝利し、白星スタートを飾った。
この日の先発マウンドに立ったロッテ・佐々木朗希(21)は、初回から160キロ前半の直球をストライクゾーンに投げ込み、相手打線を2回1安打3K無失点に抑えた。ソフトバンクの3番打者、柳田悠岐(34)との対戦では、この日最速となる162キロを計測した。
【動画】侍ジャパン・佐々木朗希がソフトバンク柳田から三振を奪った圧巻シーン
佐々木は侍ジャパンで先発ローテーションの一角として期待されており、3月11日に行われるWBC第1ラウンド・チェコ戦に先発登板することが有力視されている。この日の試合後に佐々木は「ストレートの走りはよかったです。いいボールが投げられたので、この形を継続できたらなと思います」と話し、WBC本戦へ向けて順調な仕上がりを見せた。
中日OBでかつてエースとして活躍した川上憲伸氏は、自身のYouTubeチャンネル『川上憲伸カットボールチャンネル』で25日までに動画を更新し、強化試合での佐々木の投球について言及した。
川上氏は佐々木の投球を見て「2イニングの投球、ボールとのアジャストを含め何一つ問題なかった」と、“令和の怪物”の快投を高く評価した。「昨年の強化試合で投げたときのフォークボールの指のかかりだとかは、コンディションの問題だったんだなと改めて分かった」と話し、WBC公式球にも問題がないという見解を示した。