佐々木朗希になぜ“反発”集中? ドジャース入団で広まる批判に元MLB投手が異論「オオタニが築き上げた成功を無視できるか?」

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 いわば“ヒール(悪役)”を見る視線を向けられる佐々木のドジャース電撃加入。しかし、識者の中には決断に理解を示す者もいる。元アスレティックスの投手で、現在は米スポーツ専門局『NBC Sports』の解説を務めているダラス・ブレイデン氏は自身のXに「この契約は、ササキにとってボーナスプールの枠をはるかに超える経済的な効果がある」と投稿。大谷翔平らスター選手たちと“共闘”する重要性を説いた。

「もし、あなたがフィールド内外での金銭的な成功や青写真を模索している若い日本のスターであるなら、オオタニが築き上げている成功を無視できるだろうか? すでにオオタニとヤマモトを擁するドジャースならば、野球を生きがいにしている国に自分を売り込むことができる。決してトロントやサンディエゴが悪い着地点というわけではない。ただ、ロサンゼルスはシンプルに最高なんだ。あらゆる理由によって」

 フィールド上の成功だけでなく経済的な効果という面でのドジャース移籍のメリットを挙げたブレイデン氏は、「良い選手にお金を使うことが適切に行われるなら、誰もがチームに加わりたいと思うものだ。その勝利の文化を認めなければならない」とも断言。さらに「ドジャースは自分たちに賭け、別の市場(日本)で利益を上げる計画を練り、それが完璧に機能しているだけだ」と続けた。

「ササキがドジャースを選んだことをオオタニのせいにするのか? そうじゃないはずだ。たしかにいくつかのチームはドジャースと同等の投資ができないかもしれない。しかし、年俸の後払い戦略などの抜け穴はどのチームも可能だ。資金を適切に使い、事前に計画し、タイミングに見計らうことは、全てのチームにとって合法である」

 革新的な補強を展開して強くなり続け、米球界の「悪役」となりつつあるドジャース。その中で佐々木がいかなるパフォーマンスを見せるかは大いに興味深いところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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