佐々木朗希の100マイルは通用しない? 米スカウトたちが提議した怪物の“課題”「日本では問題にならないが、ここではそうはいかない」

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「ササキは問題を補う方法も考えだせる」

 流石に「200マイルも打つ」とは言い過ぎという感は否めない。それでも昨季に平均球速94.2マイル(約151.6キロ)を記録した米球界には“快速球”というものに対する抵抗感がない。スカウトのコメントは、その自信の表れとも言えよう。

 一方で佐々木の才覚を評価する『ESPN』は、本人も悩めるストレートも改善できるという見解を示す。彼らは「時折、球速が落ち込むが、ササキはその問題を補う方法も考えだせる選手だと見られる」と指摘。その上で次のように記している。

「多くの関係者は鍵となるのが、右打者の内側に投げる4シームをより良くコントロールできるようになることだと考えているが、同時に取り組むべきは4シームへの依存度を下げ、スプリットを真の決め球として機能させる他の球種も取り入れることだ。

 長年、ササキをフォローしてきたスカウトは、メジャーリーグの各球団は、打者が慣れる前に、2シームやスライダー、もしくはカッターを最大限に使うよう提案したのではないかと推測している」

 おそらく誰よりも強いこだわりを持つストレートをいかに進化させていくのか。メジャーリーグのメソッドを叩き込まれ、佐々木がいかに変貌を遂げるのかに熱視線が注がれている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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