「構えはガッツかなと思った」巨人に合流した育成上がりの21歳ロマン砲を球界OBが考察 「これで打てるかなとも思う」
その上で映像を確認した上での打撃の特徴に関しては「全体的にはバットが振れるよね、方向的には全部引っ張りという」意識が強いとした。
高木氏は右脇をあけずにしっかり打つという自身が好きなバッティングをしているとしながら、「これで打てるかなとも思う」と課題もあるとした。具体的には球界には速球派の投手が増えていることもあり、右脇をあけずに打つことで、速球への対応が危惧されるとした。
「肘を柔軟にパッとあけられるような打ち方を覚えるともっと良くなると思う」と高木氏。お手本としてあげたバッターは現在パ・リーグ首位打者の柳町達(ソフトバンク)だった。打撃に大事なひじを柔軟に使い、安打を重ねている。
三塚の今後に関しては「多分カットボールに苦しんでシンカーをひっかけるようになったとしたら、バッティングはわからなくなるタイプ」とも話した。
「一つの技術として、脇をあけてもいいんだよというのを教えてあげるとこの子は(成長が)早いと思う」と見解を語った。いずれにせよ、首脳陣含め、どのように方向付けを行っていくのかも成長には大事とした。
チームでは右の大砲候補、砂川リチャードがボーンヘッドで抹消されたばかり。高校通算31本塁打の三塚にかかる期待は大きい。プロ初出場で豪快なフルスイングを見せたロマン砲が今後いかに成長曲線を描いていくのか。今後も注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】巨人から電撃トレードで加入、鷹22歳ロマン砲の一発にX衝撃「この弾道で入るのか」2試合連続打点、移籍初ホームランが話題「ソフトバンクに来てくれて、ありがとう
【関連記事】「投げる練習は必要がない」――ド軍投手コーチが語った佐々木朗希の“今” 怪物の育成方針に見える銀河系軍団の意志
【関連記事】「今ならショウヘイよりも彼を選ぶ」元ヤ軍戦士が断言 理由はジャッジが叩き出す“天文学的な数字「成績が全てを物語っている」






