KBO電撃挑戦の元広島助っ人マクブルームが明かした“日韓野球”の違い「アメリカと大きくは変わらない。適応は日本より簡単」

広島時代は、日本人投手の多彩な攻めに翻弄され、苦心したマクブルーム。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
アジア球界での再挑戦を決めた助っ人に期待が集まっている。
小さくない関心を集めているのは、今月20日に韓国プロ野球(KBO)のSSGランダースと1年総額7万5000ドル(約1072万円)で契約を交わした元広島のライアン・マクブルームだ。
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異例の形で巡ってきたチャンスだ。というのも、KBOでは2023年から6週間以上の治療が必要な外国人選手の代替選手を上限10万ドル(約1400万円)以内で獲得できる「代替外国人選手制度」が導入されており、ギジェルモ・エレディアが右太ももの手術によって長期離脱となったSSGは、さっそく活用。広島でのプレー経験もあるマクブルームを獲得した。
身長190センチ、体重100キロの巨漢から繰り出すパワーが自慢のマクブルームは、2022年には広島に入団。1年目こそ打率.272、17本塁打、OPS.794とまずまずの数字を残したが、2年目は打率.221、6本塁打、OPS.659と低迷。新たな契約を結べずに退団を余儀なくされていた。
NPB時代は日本人投手の多彩な攻めに苦心した。それでも日本での経験が今回の韓国行きの後押しになったという。日刊紙『The Korean Daily』のインタビューに応じたマクブルームは、「初めてオファーを提案された時に決断するのは難しくなかった。僕は日本で2年間プレーした時に、あまりに良い記憶を持ってアメリカに帰っていた。だからチャンスがあるならアジアで野球をまたやりたいと思っていた」と告白。そして、来韓早々から3試合に出場している助っ人は、日韓の野球観の違いを漏らしている。