【ヤクルト】「山田さんが来てもスタメンで」期待の22歳が打撃面向上へ意欲! 強固な壁を越えられるか

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 首脳陣も武岡のような若手の奮起に大いに期待している。大松尚逸打撃チーフコーチは「1軍の試合に出てたくさん経験しないと。ベンチにいて雰囲気は経験できても、やっぱり試合に出てあの緊張感の中で、失敗が許されないような中でどうやって普段のパフォーマンスができるのか、自分の思い描いていることができるのかというところが大事」と、若手全員に共通する思いを口にした。

 武岡以外にもスタメン奪取を狙う20歳前半の若手内野手は多く存在する。開幕1軍で現在はファームで汗を流す23歳の赤羽由紘や、新人で21歳の伊藤琉偉、まだ1軍経験のない3年目21歳の小森航大郎らも負けじとその座を狙っている。

 そんなライバルを蹴落とし、1軍で輝きを放つために日々鍛錬を続けている背番号「60」は、こう決意を述べる。

「1試合でもスタメンを多く出られたらいいなと思っている。スタメンにしっかり出してもらえるように、山田さんが来てもスタメンで出せるぞというぐらいのアピールをしたいなと思います」

 山田は現在、1軍復帰を目指してファームで実戦を重ねながら調整を続けている。チームのキャプテンにして数々の経験を積んできた背番号「1」の牙城を崩すのは容易ではないが、今後も猛アピールで自身の名をとどろかせる。





[文:別府勉]

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