6球団の争奪戦が勃発中のオリックス山崎福也 もう1人のFA左腕の動向は?
国内FA権を行使した石田の去就が注目される(C)Getty Images
今オフは国内外含めて日本人選手のFA移籍の動向が特に注目されている。そんな中、各球団から最も熱い視線を集めている選手はオリックスの山崎福也と言って良い。残留を求めているオリックスを含め、巨人、ヤクルト、DeNA、ソフトバンク、日本ハムの6球団による争奪戦が繰り広げられようとしている。
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山崎は今シーズン自身初の二桁勝利となる11勝を上げてリーグ優勝に貢献。ここ3年間は防御率も安定しており、2021年(3.56)、2022年(3.45)、2023年(3.25)と先発投手としての役割を全うしている。加えて、通算打率.273と打撃センスも高く、指名打者制ではないセ・リーグのチームにとっては注目しない理由がない。
投手としても”打者”としてもポテンシャルの高い山崎ではあるが、移籍に伴う人的補償が発生しないCランクという点も6球団が獲得を求めている大きな要因と言える。現在、巨人は4年以上10億円の契約を検討しているという報道もあり、他球団も巨人に負けじと好条件を提示するだろう。しばらくは山崎はFA市場の話題を集めそうだ。
山崎の注目度が日に日に増しているが、山崎同様にFA宣言したCランク左腕がいる。DeNAの石田健大だ。石田は2022年は15試合に登板して7勝4敗、防御率2.95と悪くない成績を残した。