アジア連覇の侍ジャパンからベストナイン5人 前回大会の受賞者5人はいずれも爆発的成長の糧に
ベストナインは前回大会でも5選手が選出された。外野で選ばれたその外崎の他に、投手で田口麗斗、三塁で西川龍馬、外野で松本剛、DHで近藤健介が選出された。
その後の活躍は語らずとも多くのファンに認知されているところだろう。
このシーズン13勝を挙げていた田口は、後に中継ぎの適性も花開かせた。2019年プレミア12は中継ぎの一角として世界一に貢献。2021年のヤクルト移籍後はセットアッパーとして活躍し、今季はマクガフの退団を受けて守護神として50試合で3勝5敗33セーブ、防御率1・86の安定感を誇った。
西川は広島になくてはならない好打者へと成長。今季は4番も任され、リーグ2位の打率・305、9本塁打、56打点の成績を残した。オフにFA宣言し、オリックス移籍が有力視されている。
松本剛はその後、長く雌伏の時を過ごしたが、昨年開花。打率・347で首位打者に輝いた。
近藤はそこから代表に定着し、3月のWBCでもレギュラーとして優勝に貢献した。高い出塁率を武器に、昨オフにはソフトバンクへ7年総額50億円とも推定される大型契約でFA移籍。移籍初年度の今季は26本塁打、87打点でリーグ2冠に輝き、打率303も首位打者のオリックス・頓宮裕真に4厘差のリーグ2位と、3冠王に手が届きそうな活躍ぶりだった。
5選手とも、いずれも若手登竜門大会のベストナインに恥じない選手へと成長を遂げた。わずか4試合で4日間という短期決戦ではあったが、日の丸という特別な重圧が選手の成長へ与えるものは周囲の想像以上に大きい。
数年後、今回ベストナイン受賞の5選手の立ち位置がどのようなものになっているのか。未来の答え合わせが今から楽しみだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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