「プラスアルファが生まれる人を選んだ」米国撃破の舞台裏 メジャーも注目した「魂の7人」の選定理由とは【WBC】
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第5回WBCは侍ジャパン日本代表が決勝で米国を3-2で下し、3大会ぶりの世界一奪還を果たした。
劇的な展開が続いた同大会、中でも初の決勝対決となった米国代表との対戦では日本の若手投手陣が並みいるメジャーリーガーを封じ込めたことが現地、米国でも大きな話題を呼んだ。
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この試合、先発の今永昇太から戸郷翔征、高橋宏斗、伊藤大海、大勢、ダルビッシュ有、大谷翔平と7人のリレーで米国代表をわずか2点に抑えた。最年少の20歳で3番手として5回から登板した高橋はMVP3度獲得、米国主将のトラウトを空振り三振に、続く22年のナ・リーグMVPのゴールドシュミットも見逃し三振に抑えるなどメジャー屈指の強打者に対し、堂々たるピッチングを見せた。
侍ジャパンの栗山英樹監督は23日夜に出演した「報道ステーション」(テレビ朝日系列)の中で、決勝戦の舞台にこれら若手投手陣を米国との対決に送りこんだ理由に関して、言及した。
先発した今永に関しては「あれだけ実績があり、すごく状態も良かった」と大会を通じて状態が良かったことで先発に抜擢したと説明。その後を継いだ投手陣に関しては、誰もが緊張する舞台と認めながら「だったら、ボールが勢いがあって、プラスアルファが生まれるような人」とあえて、若い投手陣を選定したと話した。