コロナ禍のここ2年にない盛り上がり、侍強化合宿はプロ野球平成3大キャンプを超えられるのか?!
その2年前、四国の高知は、かつてないフィーバーに沸いていた。横浜高で春夏連覇を飾った松坂大輔が、西武にドラフト1位で入団。春野市のキャンプには連日1万人以上のファンが集結した。2月14日には記録更新する1万5000人が詰めかけ、松坂は体形の似ていた谷中真二を「影武者」として先行させてブルペンから脱出したほどだった。
そして今から14年前の2009年、前回WBCで優勝を果たした侍ジャパンの宮崎合宿もかつてない熱に包まれていた。当時は合宿初日から、マリナーズ・イチロー、城島健司、レッドソックス・松坂、レイズ・岩村明憲、カブス・福留孝介と5人の大リーガーがそろい踏み。4万人規模のファンが集結することもあり、市内からサンマリンスタジアム宮崎までの国道は大渋滞に陥った。経済効果は100億円を超えたと試算されている。
すでにプロ野球キャンプは連日の盛り上がりだが、17日からは宮崎でその侍ジャパンの強化合宿も予定されている。パドレス・ダルビッシュ有(36)は合宿初日からの参加を表明した。他の大リーガー、エンゼルス・大谷翔平(28)らは合流時期について態度を示していないが、残る大リーガーたちは果たしていつ宮崎にやってくるのか。1月6日に大谷がWBC出場会見に臨んだ際には、地元宮崎のメディアから県の印象など「宮崎尽くし」の質問まで飛んだ。かつての平成3大キャンプを上回るような、コロナ禍を吹き飛ばす盛り上がりを、地元県民は首を長くして待ちわびている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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