「2009年にイチローさんの背中を見ている」“侍”ダルビッシュ有に世界一経験者の岩村明憲氏が期待する役割とは
昨季のダルビッシュは所属するサンディエゴ・パドレスで16勝、防御率3・10とエースとして申し分のない成績を残した。岩村氏は「ダルビッシュ投手には多くの負担が勝手にかかってくると思います。長い間メジャーリーグを経験している選手ですし、バッターやピッチャーの色々な情報を知っていますから。ポジションに関係なく色んな選手から聞かれることが多いと思いますね」と、侍ジャパンでは重要な役割を担うと見解を述べつつ、「ただ、彼にはまず自分のパフォーマンスを出すことに集中してもらう。そうすることで彼の背中を見て一緒に戦っている選手の励みにもなると思います」と語った。
そんなダルビッシュと重なるのが、2009年第2回大会のイチロー氏の姿だ。メジャーで輝かしい成績を残したイチロー氏も、日本代表では率先してチームを引っ張り、その背中を見た若手選手がついていった。「09年にイチローさんがやっていたこととかも間違いなく見ていますし、そういったことをクラブハウスやベンチの中、投手陣の練習中に発揮してもらいたいです」と、岩村氏はダルビッシュの役割に期待した。
ダルビッシュが侍ジャパンを3大会ぶりに頂点へ導く。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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