「歴史的」な活躍を見せた”侍長距離砲”に米メディアが賛辞 大谷、鈴木、吉田がいずれも長打50本超え「日本のスター選手が歴史を作った」
それぞれに見せ場を作った鈴木、大谷、吉田。来季はどんな活躍を見せてくれるのか(C)Getty Images
今季のMLBにおいて、日本人プレーヤーの活躍が「歴史的」であったと称えられている。
米国スポーツサイト『FanNation』は現地時間10月3日(日本時間4日)、大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚の3人の日本人打者の活躍を振り返る特集記事を配信した。トピックは「ショウヘイ・オオタニ、セイヤ・スズキ、マサタカ・ヨシダ、日本のスター選手がMLBの歴史を作った」と銘打たれている通り、日本人3選手の記録などにフォーカスする内容となっている。
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その中では、それぞれの今季のパフォーマンスについて「エンゼルスの先発投手で指名打者のオオタニは、2度目のMVP受賞が有力視されており、44本塁打、WAR10.1でアメリカン・リーグをリードした。カブスのスズキは、二塁打数2位ながら三塁打数でチームをリードし、2年目の飛躍を遂げた。レッドソックスのルーキー、ヨシダはAL新人王を争う活躍を見せた」と振り返っている。
さらに「MLBでこれほど多くの日本人ポジションプレーヤーが日常的にプレーしていたのは、2010年前後の時代以来」であると主張。「イチロー・スズキ、ヒデキ・マツイ、ケンジ・ジョウジマらがそれぞれのチームでの打線で重要な役割を担っていた頃だ」と綴っている。
また、それ以降ではメジャーの舞台で存在感を発揮した日本人選手がダルビッシュ有や前田健太、岩隈久志、田中将大といった投手がほとんどだったとして「2009年から2017年の間に米国に渡ったインパクトのあるポジションプレーヤーはノリチカ・アオキだけだった」と長きに渡り、日本人野手の評価が決して高くはなかったとの見解を示している。