侍ジャパン、金メダル奪取と夢のパレード!稲葉監督が抱える危機感と重圧
2019 WBSCプレミア21の優勝もまだ記憶に新しい中、東京オリンピックに向け侍ジャパンが始動。オリンピック直前の合宿地を仙台とし、強化試合2戦の予定を発表した。選抜選手24名は2020年6月までに決定される。そして東京オリンピック金メダル奪取の意義が、改めて浮き彫りになった。
2019WBSCプレミア12優勝は当然の結果?
稲葉監督は、「野球は世界一になってもパレードをしてもらえなかった」と、ラグビー人気への羨望を吐露し、そこに危機感があるとも加えた。プレミア21で優勝・世界一という結果に、パレードを行うまでの盛り上がりはなかった。
野球は日本のスポーツ界を牽引するポジションであった。しかし今回のプレミア12の優勝は、観客動員数や観戦テレビ視聴率の面でも、かつての盛り上がりには及ばなかった。稲葉監督は、この現状に危機感を抱いたのだ。
プレミア12は世界大会と銘打たれているが、参加国に然り、選抜選手を見ても、メジャーリーガーなどのプレイヤーの名は挙げられておらず、日本に限っては辞退する選手もいた。そもそもこの大会は、今回のオリンピックの競技種目に、野球とソフトボールを復活させるという運営側の意図が背景にあった。
ネット上でも「真の世界一になったつもりの稲葉さんに危機感だわ。」「ラグビーはMAXどうし。プレミア12で感動?ワールドシリーズの方が面白かった。MAXのメンバーで世界一なれば、パレードしますよ。」など、感覚の差が言及されている。