「絶対に史上最高の選手になる」吉田正尚の活躍は必然 元ヤクルト守護神が“日本の天才打者”を激賞「あいつは本当に最高」
吉田と日本時代に対戦経験もあるマクガフ。彼はメジャーに言ってもその凄みを忘れてはいない(C)Getty Images
日本球界屈指のスラッガーがふたたびギアを上げてきている。
現地5月28日に敵地で行なわれたダイヤモンドバックス戦で、レッドソックスの吉田正尚は「4番・レフト」で先発出場。3打数2安打で今季19度目のマルチ安打を記録した。
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チームは2-4で接戦を落としたが、吉田は小さくない存在感を放った。2回の初打席で鮮やかなライト前ヒットを放つと、4回の第2打席には四球を選んで出塁。さらに6回に迎えた第3打席は見逃し三振に倒れたが、8回に回ってきた最終打席で投手への内野安打を記録。これで打率.303、出塁率.379に浮上。いずれもアメリカン・リーグ6位のハイアベレージにまで上がった。
オリックス時代のような長打こそ少ないものの、高く評価された出塁する力をメジャー1年目で堂々と発揮している吉田。そんなサムライの活躍ぶりには、日本球界を熟知する元助っ人も太鼓判を押している。時を同じくして今季にヤクルトからダイヤモンドバックスに入団したスコット・マクガフだ。
前日のメジャー初対決では四球を与えていたマクガフは、日本時代から吉田の天才的な打力に見惚れていた一人だ。昨季まで2年連続で実現した日本シリーズでは、いずれも痛恨の一打を打たれており、21年の第1戦ではサヨナラのツーベースを、22年の第5戦には特大のサヨナラアーチを浴びた。