中地区首位・新潟が先勝 三河は「リアルミッチー」がいよいよ本領発揮でタフショット連発
2Q 三河30–39 新潟 (三河11–14 新潟)
堅守でガードナーを2点に押さえ込む
スタートは、#12西川、#14金丸、#32桜木、#33ジェレット、#46生原。
2Qは守り合いの展開となるも、新潟のペースは変わらない。#18森井のジャンプシュート、#7五十嵐の3Pシュートで加点され、5分に#34ハミルトンの得点でリードを12点に広げられてしまう。
#33ジェレットのダンクや、#3ミークス、#12西川の得点で繋ぐも、得点のペースが上がらない苦しい展開が続くが、#3ミークスのブロックショットや#4狩俣が#54ガードナーからターンオーバーを誘うなど激しいディフェンスで新潟の両外国籍選手を2点に押さえ込み、三河30–39 新潟で前半を折り返した。
3Q 三河59–59 新潟 (三河29–20 新潟)
19得点の金丸タイム、同点で最終Qへ
スタートは、#3ミークス、#12西川、#14金丸、#32桜木、#46生原。
#32桜木の連続得点で反撃を開始。開始3分に#14金丸がこの日最初の3Pシュートを決めたのを機に、敵将も「あれだけ追い込んで決められるなら手だてがない」と白旗を上げるほどの大暴れを見せる。
3Pシュートのファウル、テクニカルファウルで得た4本のフリースローをすべて決め、リングアタックから技ありのフローターを沈める。ディフェンスを引きつけて#46生原の3Pシュートをアシストすると、再び1on1からタフショットをねじ込んで同点に追いつく。さらに3Pシュートのファウルでフリースロー3本を決め、この試合初めて三河が前に出る。
#14金丸はこの10分で3Pシュート2本、フリースローを9本すべて決める19得点の大爆発で、59–59の同点で最終Qへ突入した。
4Q 三河77–86 新潟 (三河18–27 新潟)
金丸27得点も、ホームで10試合ぶりの黒星
スタートは、#3ミークス、#4狩俣、#12西川、#24加藤、#33ジェレット。
#33ジェレットのアタックで先行するが、新潟#54ガードナーに2連続でバスケットカウント、#32池田の3Pシュートと3点プレーの連続で畳み掛けられ、再び追う展開に。
#32桜木のポストプレー、#33ジェレットのダンク、#14金丸の連続得点で追撃するが、新潟も#3柏木の3Pシュート、#54ガードナーのフリースローなどで譲らない。一時は2点差と射程圏内に迫ったが、なかなか追いつくことができない。
残り1分半、2016-17シーズンまで三河に在籍した新潟#3柏木に3Pシュートでリードを8点に広げられる苦しい展開に。すぐに#32桜木が3Pシュートを決め返すなど、ホームの大青援に応えようと最後まで激しく戦ったが、2321人の観客に白星のプレゼントを届けることはできなかった。
■ 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント
入り方があまり良くなくて、アウトサイドから入っていくというか、ゴールにアタックするプレーが少なくて、特に前半ですね。
そのシュートが全然入らなくて、新潟さんは気持ち良くシュートが入っていたという状況の中で、2Qの終わりから3Qにかけてディフェンスをしっかり頑張って、今日やるべきディフェンスをしっかりやれて、良いかたちで追いついたんですが、最後4Q、約束ごとのディフェンスができていなくて、シュートも入らないという中で、最後、粘ったんですが、シュートの差が出たと思います。
ミスも少なく、アシストも多いゲームだったんですが、またアタックしてフリースローをもらったというプレーもあったんですが、大事なところでのシュートは新潟さんは入れて、我々は入らない、というシンプルにそういうことだったと思います。ミスが多かったとかそういうことではなくシュート力の差だと思います。
シュートが入らないということは、もっともっとシュートの練習をして、練習量で補うしかないし、あとはシュート競争だと全然かなわないという状況なので、自分たちがやらなければならないディフェンスを徹底しなければいけないのですが、今日は徹底できなかったというところです。
これで終わりではないので、しっかり切り替えて明日のゲームに勝てるように頑張りたいと思います。
■ 新潟アルビレックスBB 庄司和広 ヘッドコーチ 試合後コメント
まず、三河さんの素晴らしい会場でたくさんのお客さまの前でプレーさせていただきありがとうございました。
先週、栃木さんに2連敗した中で、今週同地区で非常に大切な試合になると。そのためにまず自分たちに足りないところ、クロージングの悪さだったり、タイムシェア、リバウンド、ターンオーバーの質の部分などを、今週、質をあげていこうとした中で、ターンオーバーの数こそ多かったですが、リバウンドは改善できたこと、タイムシェアも、選手にも言いましたが、難しい中でも少しでも休ませられたのは最後クロージングのところで8ポイントのファストブレイクポイントが出たことにつながったかなと思っています。
試合の方は、本当に#14金丸選手があれだけの素晴らしい選手なので、タフなシチュエーションに持っていってもあれだけ決めきる力があるのですが、私たちの中では想定の範囲内と言いますか、あれだけ追い込んで決めるなら手立てがないので、#3柏木選手、#22上江田選手、#18森井選手が頑張ってくれたので、チームとしてやるべきところはうまくいきました。
明日も引き続き、どういうメンバーになるかわかりませんが、チームとして、正しいことを40分間し続けることを目標にやっているので、それを目指して頑張りたいと思います。