勝利の鍵は前半の得点力か。バスケ・三河、信州と1勝1敗で西地区3位に
11月8日(日)、9日(月)、信州ブレイブウォリアーズと対戦したシーホース三河。第1戦、第1Qを1点差リードで終えた三河は、第2Qに32得点をあげて勢いにのり、後半も着実に得点を重ねて18点差で見事勝利した。しかし第2戦は、ゲーム開始直後に得点を許すと、信州のディフェンスにリズムを狂わされたか、ペースを掴むことができず破れた。
コロナ渦のシーズンが始まって1ヵ月、三河の通算成績は8勝3敗で西地区3位につけている。
―試合結果―
2020年11月8日(日)
三河 85 ◯ ― ● 67 信州
(三河通算成績8勝3敗)
1Q 三河 20-19 信州
序盤から多彩なオフェンスを展開。シェーファーが10得点の躍動
スターティング5は、#1川村、#5コリンズワース、#11熊谷、#32シェーファー、#54ガードナー。
#54ガードナーが1on1からタッチ良く沈めて先制。#1川村のアタックから#32シェーファーが得点、#5コリンズワースのキックアウトから#11熊谷が3Pシュートを射抜くなど、バランスの良いオフェンスで得点を重ねていく。
信州#12栗原、#50マーシャルの3連続3Pシュートで一時逆転を許すも、#32シェーファーが3Pシュートやドライブとフィールドゴールすべてを決める計10得点の荒稼ぎ。信州 19–20 三河とわずかにリードして1Qを終える。
2Q 三河52-34信州 (三河32-15信州)
32得点の猛攻で、18点差で後半へ
スタートは、#5コリンズワース、#7長野、#14金丸、#21ウィティングトン、#32シェーファー。
#14金丸へのフェイスガードを逆手に取り、空いたインサイドのスペースを#32シェーファー、#5コリンズワースが突いて加点。#21ウィティングトンの3Pシュート、#5コリンズワースのバスケットカウントでじわじわと点差を広げ、開始4分に#54ガードナーのフリースローでリードを二桁に乗せる。
信州は#8西山、#50マーシャルの得点で一桁点差に押し戻そうとするも、#54ガードナーの連続得点、#3柏木のコーナー3Pシュートで14点のリードと突き放す。#54ガードナーのローポストアタックから#11熊谷が3Pシュート、#21ウィティングトンがゴール下で得点し、最後は#8高橋の3Pシュートで32得点を奪うビッグQを締めくくった。
3Q 三河67-51(三河15-17信州)
ガードナーを起点に中外バランス良く得点
スタートは、#1川村、#11熊谷、#14金丸、#32シェーファー、#54ガードナー。
前半の勢いのまま、#1川村のレイバック、#14金丸のフローターで順調な立ち上がりを見せる。さらに#32シェーファーのゴール下、#11熊谷の3本目の3Pシュートで、開始3分に39-61と、この試合最大となる22点差を築く。
信州#50マーシャルの個人技を止められず13点を献上するも、#11熊谷のスティールから#54ガードナーが得点するなど、粘り強いディフェンスで信州に勢いを与えない。終了間際には#7長野がスピードに乗ったドライブで切り崩し、流れを呼び込んで最終Qを迎える。
4Q 三河85‐67信州(三河18-16信州)
チームプレーを貫き、18点差で快勝
スタートは、#1川村、#3柏木、#7長野、#21ウィティングトン、#54ガードナー。
18点を追う信州は#50マーシャルと#55マクヘンリーの得点で食い下がるも、#54ガードナーを中心にゆっくりとしたハーフコートオフェンスを展開して、#54ガードナー、#1川村の得点で対抗。好調の#11熊谷がドライブから#21ウィティングトンの3Pシュートをお膳立てすると、自らもフリースローと3Pシュートの連続得点を挙げる。
その後も#11熊谷と#21ウィティングトンで崩し、最後は逆のコーナーの#3柏木が3Pシュートで仕留めるなど、終始チームオフェンスを徹底して前半のリードを維持。信州 67–85 三河で危なげなく勝利を収めた。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
信州さんはボールをコントールして、ピック&ロールを中心に3ポイント試投数が一番リーグで多い。ゴール下の無理なシュートはしないチームですので、我々も個で頑張るのではなく、チームとしてしっかり戦うのだということでこのバイウィーク練習してきました。それがゲームに出たと思います。
ただ、出だしは信州さんのやっぱり3Pシュートが素晴らしくて、ディフェンスしづらかったのですが、しっかり選手たちが修正してくれて、良い形で逃げ切ったゲームだったと思います。
明日は今日のようにはいかないと思うので、またしっかりチームでやれるように頑張りたいと思います。