連日1点差で勝敗決まる。B1リーグ三河の西田2022年初戦にキャリアハイの27得点、ガードナーは個人通算7000得点
1月2日(日)、3日(月)に行われたB1リーグ15節。シーホース三河は京都ハンナリーズと対戦。
GAME1、三河はコリンズワース不在の中、キャリアハイとなる27得点をマークした西田と、決勝点を挙げたガードナーがチームを牽引。B1リーグ1試合最多となる13回の逆転を記録した熾烈なシーソーゲームを制して、新年を白星でスタートした。
GAME2もオーバータイムにもつれ込み、息詰まる接戦となった。三河はガードナーが26得点、西田が18得点と連日の活躍を見せたが、終了間際、京都に逆転を許して1点差での惜敗となった。ガードナーはB1個人通算7000得点という偉業を成し遂げた。
―試合結果―
2022年1月2日(日)
京都 〇 78-79 三河
(三河通算成績 14勝11敗)
1Q 京都 22–21 三河
西田 攻守に躍動し14得点
スターティング5は、#7長野、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
0-6と京都に先手を取られるも、出だしから攻め気を見せる#19西田がカットインで2022年初得点を挙げる。守備でも#19西田は激しいディフェンスでバックコートバイオレーションを誘発。そうして得たポゼッションを#54ガードナーが3Pシュートで仕留めて5-6と追い上げる。
京都は#50サイモンの3Pシュートで対抗するが、#18角野のキックアウトから#19西田が3Pシュートを射抜いて返上。その後も一進一退の展開が続き、京都が#50サイモンのインサイド、#21満田の3Pシュートで先行すれば、#19西田のドライブ、3Pシュートの連続得点でぴたりと背中を追う。
残り3分、#14ユトフとのコンビネーションから#19西田がレイアップを沈めて15-14と逆転。京都#1會田、#31加藤に3Pシュートを決められて5点のリードを許すが、オフェンスリバウンドから#14ユトフ、#32シェーファーが加点し1点差に詰め寄る。
2Q 京都 36–38 三河(京都 14–17 三河)
拮抗した接戦が続き、2点リードで後半へ
スタートは、#3柏木、#7長野、#14ユトフ、#15根來、#32シェーファー。
開始1分、#3柏木の3Pシュートで逆転する。序盤は両チームともにタフなチームディフェンスを遂行してこう着状態となるが、開始3分半に#18角野がドライブでこじ開けると、京都はすぐに#29 細川の3Pシュートで返上。そこから目まぐるしくリードチェンジを繰り返す点の取り合いに突入する。
残り3分から#19西田のドライブ、#4細谷の3Pシュートでリードを奪い、ファストブレイクから#4細谷が決めて2点リードで前半を終える。
3Q 京都 58–54 三河(京都 22–16 三河)
4連続で3Pシュートを決められ、4点ビハインドで最終Qへ
スタートは、#7長野、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
後半も互いに譲らず、京都は#32ハーパー、三河は#32シェーファーが3Pシュートを決め合うスタート。流れるようなパス回しから#32シェーファーがゴール下を沈め、ファストブレイクから#54ガードナーがバスケットカウントで加点し、オフェンスにリズムが生まれ始める。さらに開始4分半には素早いボールムーブで相手を揺さぶり、最後は#54ガードナーがリバウンドを押しこんで6点のリードを奪う。
しかしそこから京都#7ティルマンに4連続で3Pシュートを決められ、50-56と一気に試合をひっくり返される。それでも#19西田、#18角野が積極的にリングに向かってフリースローで食らいつき、勝負の行方は最終Qへ。
4Q 京都 78–79 三河(京都 20–25 三河)
劇的な逆転勝利で、2022年白星スタート
スタートは、#3柏木、#7長野、#14ユトフ、#18角野、#54ガードナー。
#7長野がタフなジャンプシュートを沈めて先制すれば、京都は#50サイモンのミドルシュートで反撃。#54ガードナーのパワーアタックで2点差に迫れば、京都は#1會田の3Pシュートで5点差に突き放す。
追いかける展開が続く中、#19西田が立て続けにドライブで切り込んで63-63の同点に追いつくと、#19西田と#54ガードナーのピックアンドロールを起点にしたチームオフェンスから#54ガードナーがバスケットカウントで逆転。しかし京都も#50サイモンがバスケットカウントを取り返す意地を見せて、終盤まで1点を争う接戦が続く。
残り1分に#19西田と#54ガードナーの2メンゲームで3点のリードを奪うが、京都#50サイモン、#32ハーパーに得点され、77-78と再び逆転を許す。
1点ビハインドで迎えた残り23秒、#19西田がドライブを仕掛けてキックアウト。#14ユトフのパスを受けた#54ガードナーが押し込んだゴール下のシュートはリングの上を3回弾んでネットに収まり、79-78と勝ち越し。劇的な逆転勝利で2022年の初戦を勝利で飾った。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
今日は#5 カイル・コリンズワース選手が体調不良でスタートから外れてリズムがどうかなというところでしたが、1Qと2Q、そして4Qとよく頑張ってくれたなと思っています。
京都さんも今日は3Pが素晴らしくて、どっちが勝つのかわからないゲームだったのですが最後、4Qをしっかり勝ててゲームを締めることができて良かったです。
明日はまた違う展開になると思いますけれど、しっかりミーティングをして頑張りたいです。